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メッセージ

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    ベラの祈り、父帰る、の監督の映画を見た。

    2作とも実はとんでもなく深く愛していた。そして、それが精神やそれに伴う行動、態度の表現の仕方ですれ違い、うまく伝わっていなかった。気づいた時は相手は死んでいて、後悔しても既に遅い。そんな親子の、そんな夫婦のものがたりだった。ストレートに表現すれば作品の中でもっとぶつかり合い解決の糸口を探せたようなものの、この2作では最後まで、この両者の問題は解決させることなく進んでいき、実はそこには深い愛があったのだが、それは人と人との心のすれ違いや、簡単な勘違いの中で深刻化し、相手が死んだ時初めて気がつくものだという教訓めいたオチに、繋がっていく。確かに現実の人生でもそんな事が沢山ある、しかし、この作品では驚きのラストシーン、いい意味での観客への裏切り、という映画的な一つのトリックとして愛が使われているような気がして、うなずける気持ちと、驚きを与えようとしているという、監督の意図みたいなものを感じて冷める気持ちが両面現れた。俺が素直ではないんだろう。

    ロベルトベニーニのライフイズビューテイフルも、最後父親の息子への愛に観客が気づいて涙した。

    釜山で俺が実際に経験した話としても、ボロボロのチゲ屋で、編集者と二人おかゆを食べていたところ、どこから来たんだ、何してるんだという世間話から、チゲ屋のおやじが俺の歳を当ててみろといきなり言い始め、どう見ても50後半に見えるそのオヤジの実年齢を42歳、と俺が一発で当て、おやじが驚き、俺の歳を当てたのはあんたが初めてだよ!あんたはカメラマンやめて占い師になるべきだよ!と言い始め、チゲを食べ終わった後、オヤジは、次にどこに行くんだ?行くあてはあるのか?と聞き始め。俺の弟がやっているカラオケ店があるからそこに行ってもう一杯だけ飲んで帰れと半ば強引に繁華街にある謎のカラオケレストランの様な所に連れて行かれ、座らされおやじは店の若い従業員に何か一言声をかけて出て行ってしまった。看板の文字すら全く読めない異国。俺は新宿歌舞伎町で青春を過ごした。街で現れる初見の他人や客引きの親切に騙されて身ぐるみ剥がされた事もあった。席に座ってメニューを見ていると、全く注文していない、肉団子の山盛り、馬鹿でかい刺身の舟盛り、山盛り唐揚げ、その他2人では到底食べる事は出来ない量の何種類もの料理が一気に運ばれてきて、やられた。。それ見たことかという出来事に、笑いが込み上げ、大量の食物を前に編集者のG君と二人で記念撮影をしたものだ。

    食べ物には一切手をつけづ、酒だけ飲んで一悶着しに会計に行くと、2人で1500円ほどだった。つまり、チゲ屋の親父の完全な善意と心からのおもてなしだった事が判明し人を信じない我々の心の汚さに打ちひしがれたものだった。

    しかし、信じれば裏切られ、疑えば真心を返される。何がどうなるかわからない。

    どうしようもなくこの世は面白い。

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